« 消費と商機 | Main | 人生の困難のとらえ方 »

ホテル業界の話と人材

今日はホテルのM&A関連の打合せに同席する機会があり、よい勉強になりました。
普段はあまり縁のない業界ですが、昨年マーケティングのご提案をした神戸のホテルの総支配人さんから先週転職のお便りを受け取ったり、先月末に宮崎のいくつかの有名ホテルのマーケティングの話があったりという感じで、少しご縁が生じてきています。
そこへ以前にその神戸のホテルの件で一緒に仕事をさせてもらったコンサルタントの方から、「投資会社に入りました。これからホテルの買収、資本参加、M&Aなどを手がけて運営までやります!」といった連絡を頂き、私の知っているホテル関連の出版やコンサルをしておられる会社にご紹介することになった、という経緯です。

さすが、毎日ホテルの情報ばかりを取扱っているプロはすごいですね。
いろんな詳細情報が資料も見ずにすらすらと出てきます。
名前に聞き覚えのあるホテルが、今はどこが所有し、どこが経営し、どこがオペレーションしているのか、あまりにも動きがありすぎて半分くらいしか理解することができませんでした。
ANAをモルガンがものすごく高く買ったということくらいは聞き及んでいましたが。

「えっ?あのホテルって今はあの会社が持っているんですか?」という驚きの連続です。
この会社の出版している専門誌の表紙を飾るのはほとんど外国人です。いかに外資が多いかということを実感します。
ホテルの件数は今8,990件とか。数を伸ばしているようです。
一方で旅館はまだ55,000件あるものの、減少が続きます。
日本にはまだホテルが足りない、良いホテルが足りないということでしょうか。

話の中で面白かったのは、外国人はアジアの中の日本という位置づけでホテル経営をしようとする場合があり、その場合はどうもうまくいっていないようだ、ということです。
特に人件費でしょう。「なに?ベルボーイが年収400万円? 嘘だろ、280万円で採用しろ!」といっても日本では採用できないというわけです。
沖縄で7月にオープン予定のホテルが現時点でもスタッフが確保できていないという話もあります。
サービス業の人材確保は深刻です。

先月、仕事で博多に新しくできたばかりのホテルに約1週間滞在したのですが、そこのスタッフも経験のない若いスタッフさんばかりでした。
見てすぐに素人だと分かる、そもそも社会人になりたてか?というくらいのスタッフさんばかりなので、ミスをされても最初からこちらも諦めているので怒る気にもなれず、「まあ施設が新しいし、仕方ないか」と思ってしまいました。

スキル的には全くの素人さんばかりでしたが、お客さんには明るく元気良く挨拶をしていましたし、一生懸命さが伝わってきたので、これはこれでよいのかもしれません、ビジネス客のようにファシリティや利便性を優先する場合なら。

最近のファーストフード店やファミレスなどを見ると、従来のマニュアルさえも満足にできない、というか満足に履行する気のないようなアルバイトさんも多いようです。
少ないスタッフで忙しく働かされて大変だよ、というのが顔に出ているアルバイトさんが多いですね。

外出して店や施設に行けばどこもスタッフはシニアや外国人ばかり、その施設の所有や経営はいったいどこの国の会社なのか一見分からない・・・・という現実も目前に迫っているような実感があります。

しかし、何をするにしても最後は人。
人の問題というハードルをうまくクリアできるか、資本だけでなく知恵の勝負でもあります。

|

« 消費と商機 | Main | 人生の困難のとらえ方 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)




TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/63146/15019622

Listed below are links to weblogs that reference ホテル業界の話と人材:

« 消費と商機 | Main | 人生の困難のとらえ方 »